北九州市障害者社会参加推進センターからのお知らせです。
視覚障害児者へのタブレット端末インストラクター養成講座のご案内
今や情報収集やコミュニケーション手段として欠かせないタブレット端末。
視覚に障害のある人もiPhone・iPadに標準で搭載されている「voice over」を使用することで、画面を見なくても音声を聞きながら端末を操作することができます。
さらに、自分の使いたいアプリをインストールすることで、コミュニケーションの幅が広がったり、今まであきらめていたことが出来るようになるなど、選択肢は格段に広がっていきます。
今回は、この「voice over」を使用して、視覚に障害のある人へタブレット端末の使い方を指導するために必要な知識・技術の習得を目的としたインストラクター養成講座を行ないます。
●日程 平成31年2月23日(土)、2月24日(日)、3月9日(土)、3月10日(日) (全4回)
●会場 久留米市役所子育て交流プラザくるるん 会議室2
●定員 10名(申込が定員を超えた場合は調整)
●対象 iPhoneをお持ちで、ご自分のiPhoneを使って受講が可能な方
●資料代 1,000円 ※受講料無料
●申込期間 12月1日(土)~平成31年1月11日(金)
●後援(予定) 福岡県、久留米市
<事業の実施主体>タブレット端末インストラクター養成事業の推進に関する協議体
(構成団体)
・北九州市障害児・者へのコミュニケーション支援、IT支援を考える会(北九州コミットの会)
・特定非営利活動法人北九州市視覚障害者自立推進協会あいず
・九州工業大学大学院生命体工学研究科 和田研究室
・北九州市障害者社会参加推進センター
iPhone、iPadの操作がある程度分かる方であれば、どなたでも受講できます。
→カリキュラム、申込み方法は裏面をご覧ください。
視覚障害者へのタブレット端末インストラクター養成講座カリキュラム
2月23日(土)10時30分から16時30分
(担当 氏間)
○講義
・iPhoneやiPadを使うことで視覚障害者の生活は豊かに楽しくなるのか
○実技(voice overを使ったiPhone、iPadの基本操作の指導法)
・ボタンなどの本体構造と画面構造を伝える指導方法
・ジェスチャーの指導方法
・基本設定の仕方
・ジェスチャーの理解を促す指導方法
・カメラ操作スキルの指導方法
・標準アプリの指導方法
・追加アプリについて
・環境整備
2月24日(日)10時30分から16時30分
(担当 氏間)
○ワークショップ(voiceoverを使ったiPhone、iPadの基本的操作)
・voiceoverの基本的操作方法を受講者相互で教え合う練習
・様々な文字入力のやり方とその指導法
・視覚障害者にとって便利で役立つアプリはどんなものがあるか
3月9日(土)10時30分から16時30分
(講義担当 待木・須藤)
(WS担当 高 ほか)
○講義(指導者が知っておくべき知識 その1)
・情報リテラシー(セキュリティ、著作権法、個人情報保護法など)
・従来の携帯電話やパソコンと比較してのタブレットの長所と短所
・指導するときに参考になるサイト、書籍など
○講義(指導者が知っておくべき知識 その2)
・使うことができることと使い方を教えられることは違うということの認識
・初心者に教えるときに陥りやすいこと
・何を教えて何を教えないのか
・生活の中で活用することの意味
○講義(指導者が知っておくべき知識 その3)
・モバイルデータ通信、Wi-Fi、ネットワークなどの基礎知識
○ワークショップ
・iPhone、iPadのいろいろな利用場面に応じた利活用法と、利用できるアプリ
・voiceoverを使ったiPhone、iPadの基本的操作
3月10日(日)10時30分から16時30分
(担当 調整中)
○模擬講座準備練習
○模擬講座(初心者対象 2時間)
内容は、2月23日の氏間先生の講座内容に基づき、午前中に練習したこと
○講座の振り返り
講師
氏間 和仁(広島大学大学院教育学研究科 准教授)
和田 親宗(九州工業大学大学院生命体工学研究科 教授)
待木 浩一(福岡県立築城特別支援学校 教諭)
須藤 輝勝(北九州視覚障害者就労支援センターあいず 所長)
お申込み・お問合せ
お申込みは下記までお電話の上、氏名、住所、連絡先をお伝えください。視覚に障害のある方がお申し込みされる場合は、加えて配布資料が「点字・墨字」のどちらを希望するかお伝えください。
詳しくは、下記お問い合わせ先まで。
タブレット端末インストラクター養成事業の推進に関する協議体 事務局
〒804-0067 北九州市戸畑区汐井町1-6 ウェルとばた6階
北九州市障害者社会参加推進センター
電話:093-883-5554(担当 櫻木・松本)